理事長 ご挨拶

理事長 宮崎 道忠

ご存知でしょうか、当法人の本部建物の定礎板に次のような聖句が彫られています。
『喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。』これは新約聖書ローマの信徒への手紙からの一節です。約二千年前、今ほどキリスト教が知られていなかった時代にローマの人々に対して書かれたパウロの手紙です。
今日では、ミッション系の社会福祉法人の設立理念の中に、この聖句がよく引用されているようです。それは、それぞれに神様から与えられた大切な命に寄り添う人でありなさいという強いメッセージだからです。単なる共感者ではなく、キリストの愛に支えられて寄り添える人なのです。
私たちホームのスタートの時も勿論そうでした。澤田美喜先生によって70年前設立されたこのホームにもキリストの愛の精神は脈々と流れています。特に戦後の混乱期の中で過酷な運命を背負った混血孤児を養育しようとする事業は、強い意志と深い信仰の支えが無ければ実現できなかったのです。傷ついた見知らぬ旅人を手厚く介抱した聖書に登場するサマリヤ人のように、澤田先生は約二千人の戦争孤児たちを愛情深く育て上げて来られました。
今、児童養護施設には様々な事情で入所する子どもたちが生活しています。子どもの理由ではなく、大人の理由でここに措置される子どもたちなのです。ホームの職員たちは、いつも其の子どもたちに寄り添って多感な幼少期・早春期を温かく見守っています。創立者澤田先生の崇高なスピリットがこのホームの大切な財産として絶えず意識されている結果なのです。
子どもが泣くとき共に悲しみ、子どもが喜ぶとき共に微笑む愛を伴う日常生活の積み重ねが、どんなに子どもたちの心の幅を広げ抵抗力をつけていくか、計り知れないものを感じます。
ですから、どんな時代になっても、澤田先生だったら、今どうすべきかを常に考え行動してゆくのが、ここホームの全ての職員の行動規範であると考えます。

社会福祉法人 エリザベス・サンダース・ホーム
理 事 長  宮 崎 道 忠

事業の概要

JR 大磯駅から見た エリザベス・サンダース・ホーム全景 (通称岩崎山)

目的と事業

1

日本聖公会の伝えるキリスト教精神に基づき、福祉サービスを必要とする者が、心身ともに健やかに育成されるように支援することを目的として、次の社会福祉事業及び公益を目的とする事業が行われています。

  • 児童養護施設「エリザベス・サンダース・ホーム」の経営
  • 幼保連携型認定こども園「あおばと」の経営
  • 「澤田美喜記念館」の事業(隠れキリシタン遺物)の公開)

当法人の組織図

創立年月日

2

1948年2月1日 乳児院エリザベス・サンダース・ホーム設立

敷地

3

30,460.77m2(9230.54坪、自己所有)
5,451.572(1652.99坪、聖ステパノ学園所有)