ご支援のお願い

社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホーム

Elizabeth Saunders Home

エリザベス・サンダース・ホームは、
澤田美喜女史が1948年(昭和23年)2月1日にキリスト教精神に基づき、乳児院として創設した施設です。

喜ぶ人と共に喜び、
泣く人と共に泣きなさい新約聖書 12章15節 『ローマの信徒への手紙』より

澤田美喜女史は、ホーム創立の日を「この土地も、この土地に築かれる事業も、私の残る一生もすべて神にささげた日」と記しています。

施設創立70余年を経過しましたが、現在も澤田美喜女史の教えを広く受け継ぎ、福祉を必要とする者に寄り添った施設運営を目指しています。

理事長 ご挨拶

社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームは、 「児童養護施設」、「幼保連携型認定こども園」の経営、そしてエリザベス・サンダース・ホーム創始者故澤田美喜女史が、生前心のよりどころにしていた公益を目的とする「澤田美喜記念館」の運営の3つの社会福祉事業を行っております。
私たちは様々な生活環境で育った子どもさんたちを「児童養護施設」また幼保連携型認定こども園「あおばと」でお預かりし、日本の将来を担う立派な志を持ち、自立した社会生活をおくれる人間に育ててゆくよう取り組んでいます。
そこには、子どもたちの養育の仕事に真摯に取り組む「職員」の存在が欠かせません。彼らは子どもたちの育成のため一人ひとりの個性を尊重し、キリスト教精神に基づいた温かい愛情をもって日夜懸命に努力しています。
また、日頃より社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームに対しまして、ボランティ ア団体、学校関係、企業、日本聖公会そして大磯町はじめ地域の方々から大きなご支援ご協力をいた だいております。この場をお借りして深く感謝を申し上げます。
いま世界ではさまざまな国々で戦争や紛争が発生し、非常に不安定な情勢になっています。世界の子どもたちが安全で安心して暮らせる世の中に一日も早く実現できるようお祈りする次第です。
社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームは今後とも大切な財産である 子どもたちと共に一人ひとりの人格を大切にした取り組みを継続して参ります。今後ともご理解ご支援を頂きますようお願い申し上げます。

社会福祉法人
エリザベス・サンダース・ホーム
理事長 行武 広巳

理事長 行武 広巳

※写真中央は行武理事長

事業の概要

目的と事業

日本聖公会の伝えるキリスト教精神に基づき、福祉サービスを必要とする者が、心身ともに健やかに育成されるように支援することを目的として、次の社会福祉事業及び公益を目的とする事業が行われます。

  1. 児童養護施設「エリザベス・サンダース・ホーム」の経営
  2. 幼保連携型認定こども園「あおばと」の経営
  3. 「澤田美喜記念館」の事業(隠れキリシタン遺物)の公開
JR大磯駅から見たエリザベス・サンダース・ホーム全景(通称岩崎山)
創立年月日1948年2月1日
乳児院エリザベス・サンダース・ホーム設立
敷地30,460.77m2(9230.54坪、自己所有)
当法人の組織図
社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホーム

設立の背景

エリザベス・サンダース・ホームは、澤田美喜女史によって創設された児童養護施設です。
澤田美喜女史は、1901年三菱財閥の創始者・岩崎彌太郎の孫、三菱三代目の当主・岩崎久彌の長女として生まれ、成長して外交官・澤田廉三に嫁ぎ、海外生活を送る一方、クリスチャンとしての信仰を深めました。
彼女は、ロンドンに駐在中に「ドクター・バーナードス・ホーム」という孤児院で、ボランティアとして奉仕する機会を得て、「お金で買えない幸せ」があることに深い感銘を受けました。
第二次世界大戦後、駐留軍兵士と日本人女性との間に生まれた混血孤児たちの不遇な状況を目のあたりにし、この子どもたちを救うのが自分の使命であると考え、救済に立ち上がりました。
戦後の財閥解体により岩崎家の手を離れていた大磯の別荘を、金策に大変な苦労をしながら買い戻し、1948年2月にエリザベス・サンダース・ホームと名付けた乳児院を創設しました。
その後、子どもたちの成長に合わせて児童養護施設とし、2千人の子どもたちを育て上げて社会に送り出し、1980年旅先のスペイン・マジョルカ島で急逝するまでの30年間、母として教師として子どもたちの養育に人生を捧げました。

児童養護施設
エリザベス・サンダース・ホーム概要

運営指針
  1. キリスト教精神に基づく福祉事業として児童養護施設を設置する。
  2. 子どもの権利を擁護し、人として尊重され、かつ安全で安心した日常生活を営むことを保障する。
  3. 社会人として自立した地域生活を営めるような、困難に負けない心と身体を育成する。
  4. 成長過程のそれぞれの状況に合わせて、自分らしく生活できる環境を用意し、共に生きる力を育てる。

社会福祉法人エリザベス・サンダース・ホームをもっと知りたい方は、
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