仏像・マリア観音像
マリヤ像
製作地は長崎。底にシーボルト家のマークと「たき」(妻)、「いね」(娘)の名前が刻まれている。イエスを胸に抱き、胸に十字架を下げ、かんざしをさしている。着色なし。
シーボルトが日本から追放された日に、庭の柿の木を切り2体のマリヤ像を刻む。うち1体を、寝起きを共にする「たき」におき、1体を自ら持ち帰るが、20年後再び来日した時に寺に寄贈したと言われている。
家康像
三種類の木をはぎ合わせて作られている。烏帽子と、手に抱え持っている板状の物に十字があるが、禁教時代には釜炭等を塗りつけて隠したと伝えられている。
足を合わせている。首を抜くと首の底面に十字が浮彫りにされているのが見られる。